強い思い

探偵に調査を依頼する依頼人には「強い思い」がある。

「強い怒り」や「強い嫉妬」などが依頼人の感情の多くを占めて「探偵に案件を依頼」する経緯が存在している。調査経緯や調査結果を無視した調査も中には存在し「依頼人の感情」が前面に出ている事が簡単に理解できる。

「人の念」というものが現実に存在するならば領域的にはそちらよりな感がある。

執念・怨念・疑念などの言葉を並べると少々「怖ろしくなる」感覚になるが探偵に依頼する依頼人達には少なからず感情の中に上記の要素が存在し「対象者を・・・」と考えているように感じてしまう。

先輩探偵の口癖である「探偵は人の不幸に立ち会う職業」が脳裏によぎり、依頼人の感情を浄化する「納得する調査」が行えなければならないと思いにふける秋である。

個人情報・法人情報

 「知りたい情報」を入手する事が困難になった現代。個人情報を保有する業種としては金融機関や通信事業が最先端で最新の情報を保有しているといえる。皆さんご承知のとおり「金融機関や通信事業会社」の個人情報に関するコンプライアンスは厳格であり他業種と比較しても間違いがない。

時折、一般企業の顧客情報の流失や紛失事件がニュースになるが「流失した情報」がどう扱われるか分からない事が一番の問題点であると私個人は考えている。使い道を間違えれば怪我をする道具は世の中にゴロゴロ存在している。

そんな風潮のなか個人情報は厳格に扱われる反面、法人情報は公開する流れにある。

ブラック企業に対する世間批判や不透明な問題を言及する世論は現代の強みであり「情報開示でクリーンなイメージ」を定着させる企業が増えた事は良い流れだと考えている。昔から「表に出なければ」的な政治の金脈や、最近では「不正な経費請求」に至るまで改善された諸問題は多いと考える。

癒着・贈収賄などは「金儲けではなく犯罪」であると認識が高まったと同時に表面化しやすい社会傾向にある。悪い事をして金持ちに成っている人物には厳しい世の中になった。

 

後回し・・・・

 探偵業に従事していて「物事を後回し」にする行為がどれ程デメリットが多く業務に支障をきたすか経験上身にしみて心得ている。

どんなに小さな調査や日常業務であっても「コツコツ遂行」しなければ調査で急に多忙になった場合に「円滑な仕事」の妨げになる。自分の能力を過大評価している人物が陥りやすい悪循環ともいえる。

流動的な仕事は遂行スピードに関係なく何の前触れもなく「増加」する。

 我々の業種に限らず、これから「夏休みを迎える」学生諸君には時間を有効に「出来る事は済ませる習慣」を身につけるタイミングとしては良いのではなかろうかと考える。

大人になって「後回しの癖」がついた人物はお世辞にも有能との評価は周囲から得られないと同時に周囲の同僚に負担をかける事にも発展してしまう可能性がある。

夏休みの宿題は早めに終えて充実した夏を満喫していただきたい。

 

 

 

地方都市

 先日、浮気調査でとある地方都市に一泊し「依頼者の望む調査結果」を出し東京に戻ってきた。滞在時間は18時間ほどだったが久々の地方の空気感や状況の変化を自分の目で確認でき満足している。

夕方から夜間にかけての浮気調査だったが以前の街並みに変化は無いものの「活気」面では少々のぼり調子にみえて「少しずつ景気回復」が目で見て現れ始めているのか?と考えている。立ち寄った店舗も「満席」とまではいかないがまずまずの来客であったと感じている。宿泊先を確保しようと何軒かのホテルに電話してもみたが「本日、満室でございます。」の返事に「人の流れがある」事を再確認した反面、深夜近くにチェックインできたビジネスホテルに毎度思う「ありきたり感」はいなめない。

繁華街の中心に位置したホテルであったため深夜まで若い男女の大声がビル街に響き渡っていた。歳には勝てない年齢である「あと4時間眠れる」と真っ先に考えてベットに潜り込む。

地方の目覚めは「朝の情報番組」で違和感と共に「自分が今どこにいる」か寝ぼけている事実を与えてくれる。初めて視る地方局の番組に初めてみる女子アナ。朝食も摂らずに身支度を調えチェックアウトし地下鉄に乗る。都内の通勤ラッシュと大差ない混雑具合をくぐり抜け新幹線のシートに身を預け再び眠る。定期的にこのような出張が訪れ「移動する職業」に慣れている自分を再確認する。

通勤列車

 現代社会で「人の表情」の変化を観察する場所で一番に適している「通勤列車」。車内には年齢性別が様々な人物が乗り合わせ表情もそれぞれな事は言うまでもない。

体調の優れない年配の方、ストレスから独り言を発する働き盛りのサラリーマン。現代の「表情」を読み取る場所として情報量の多さは他を凌駕する。私が物心ついて列車を利用し始めて30年が経つがモラルやマナー面は大きな変化が無い。唯一おおきな変化と言えば「女性専用車両」の登場ぐらいだろう。

探偵の仕事上に必要不可欠な「仕草や表情」を読み取るチカラは「多くの人を見る」事で養われる。私は田舎育ちのため都会の人の量はうんざりが正直なところだが仕事上メリットがある認識から「列車内の人物観察」が習慣になっている。

性別・年齢・服装・持ち物から乗り合わせた時間帯などを参考に「人物像」を考えている。スマホや携帯電話で暇つぶしをする事は希である。自分の見立てが正しいか車内での短時間で判明する場合もある。そんな時の私の表情は「どや顔」になっている。