探偵は、資格が必要な仕事ではありません。
探偵の仕事は、クライアントの依頼により情報を収集する為に直接聞込みや尾行・張込みを行い調査することがメインになります。
クライアントの調査依頼としては、「浮気調査」「所在調査」「家出人捜索」などがあります。
この中で一番多いのは浮気調査です。
浮気調査は短期で済む場合もありますが、殆どは数週間かかる長期戦となります。
その間屋外で尾行・張り込みを続けることが多く、時間も不規則になるので大変ハードな仕事です。
一度浮気調査を始めたら、証拠を掴むまで続けることになるからです。
どの調査に関しても、調査結果をまとめてクライアントに提出しなければなりません。
浮気調査では証拠として写真の提出もあるのですが、この写真の画像が不鮮明であってはならないのです。
浮気相手の顔が確認できる角度から近距離で写真を撮る必要があるので、とっさの行動力と経験が重要になります。
また、クライアントからの依頼が刑事事件に及ぶ場合には、警察の介入が必要になり、探偵は捜査を妨げるような勝手な行動ができないというのが難しいところです。
この為、探偵には憲法・民法・刑法は元より、軽犯罪法や戸籍法などの最低限の法律知識が必要とされます。