探偵は依頼者の要望に応じ、個人や企業について情報収集を行います。
仕事の中で最も大きな割合を占めるのは、調査活動です。尾行や張り込み、聞き込みなどはもちろん、証拠となる画像や映像を撮影することもあります。企業が調査対象である場合には、経営状況や財務内容、評判、取引先との関係などを側面から調査します。
また、依頼人への対応も仕事内容の一つです。解決したい問題を抱えた依頼者との面談を設定し、悩みや相談内容を聞き取ります。そして問題解決につながる調査方法や、見積もり金額を提示します。
親身かつ的確な対応をすることで、依頼人の信頼を得ることができます。それが仕事の受注にもつながり、売上面での貢献が期待できます。
さらに探偵の重要な仕事として、調査報告書の作成が挙げられます。一般的には対象者の行動記録と共に、証拠となる写真を添付して作成されます。調査した日付や時間、対象者の行動に関する説明、探偵自身の所見などを書き込むことも必須となります。
この他にも、探偵は調査後のフォローを行う場合があります。たとえば配偶者の浮気調査を依頼され、実際に証拠が見つかったとします。依頼者が離婚を望む場合には、専門の弁護士を紹介して相談を受け付けるなどの配慮がなされます。
このように探偵の仕事内容は多岐にわたり、その一つひとつが重要なのです。