世間で探偵と言えば、有名なシャーロック・ホームズのようにコートを羽織りパイプを口にくわえて、事件が起こるのを待ち、華麗に解決する。そんなイメージを持っている方が多いと思われます。
しかし現実の探偵の仕事は、そんな華のようなイメージとは違って、何日にも渡り身元を調査したり、一日中対象者を見張ったりと堅実に石橋を叩いて渡っていく仕事なのです。
基本的に探偵の業務は以下の二つに分かれます。一つは、対象者の見張ったり近辺調査をする探偵調査員。そして一見地味ですが、非常に大切な業務である探偵相談員です。
探偵相談員は、その名の通り依頼者の応対をすることがメインの仕事です。事務所にいることが多いので、探偵調査員が動の役割であるとすれば、探偵相談員は静の役割と言えます。探偵相談員の仕事は、調査員に引けを取らないくらい大切だと考えられます。何しろ依頼者の電話の応対から面談に加えて、調査が終わった後の結果の報告から、アフターフォローの相談の業務までと、常に依頼者との架け橋を担う役目を背負っているのです。このように依頼者の仕事の契約を結ぶ立場でもあるため、探偵事務所の営業と言っても過言ではないと言えます。
ただ頭でっかちでは勤まりません。尾行、張り込み、聞き込みの経験は必要となってきますしいろいろな知識も要求されます。