私が大好きな韓国。そして韓国料理も大好き。
そんな私にぴったりのお料理レシピをたくさん教えてくれる料理研究家のコウケンテツさん。彼は在日韓国人で父親は大阪人なので、日本語ペラペラで、しかも関西弁を話す韓国人の方です。日本でもたくさん本を出したり、テレビに出演したりしているので、私が今まで紹介させていただいた料理研究家の方の中では一番有名なのではないかと思います。母親も料理研究家で姉もフードコーディネーターという料理家ファミリー。家族でテレビに出演していることもあります。
そんな彼のレシピは韓国料理をベースに日本風にアレンジされているようなものが多く、キムチやコチュジャンを多く使われていて、とても食欲をそそるレシピばかり なのです。そして関西弁の中にも穏やかでやわらかい話し方がとても好感が持てて私は好きです。
彼が出している本の中でとても気になる本があります。「こどものまんぷくごはん」というもの。実生活でも子供を持つ彼は子供目線での料理レシピも豊富です。子供の頃の思い出といえばお母さんが作ってくれた料理を家族みんなでわいわいしながら食べたことだというコウさん。まさに私もそうでした。そしてお父さんの口癖は「いっぱい食べろ」だったそう。これも私の父と同じです。私の父はいまだにそう言います。実家に帰って食事をしたり、みんなで外食をしたときにも「たくさん食べなさい」しきりにそう言います。
お腹がいっぱいになったときの幸せ感ってとても心地いいですよね。この本はこどもの ためのレシピ本というよりは家族みんなで一緒にお腹いっぱいに食べる家族のためのレシピ本だそうです。レシピの内容も気になりますが、まずこのコンセプトに深く共感し、さらにコウさんが大好きになりました。家族で食べる食事の時間。1回1回を大切にしていこうとあらためて思いました。