アメリカハワイ州のマウイ島沖で、カヤックに乗って釣りをしていた男性がサメに襲われ、搬送先の病院で死亡が確認されたそうです。
同州で今年報告されたサメの襲撃は13件に達したといいます。
州当局によると、男性はマウイ島南西部の岬から約800メートルの沖合でカヤックに乗り、ルアーを使って小魚を取っていました。カヤックの外に投げ出した脚にサメがかみついたとみられています。約500メートル離れた場所でカヤックに乗っていた同行者の男性がこれに気付き、男性の脚に止血帯を巻いてから近くの観光ボートに助けを求めたそうです。男性はボートで岸へ運ばれたがこの間に死亡したとみられ、病院で死亡が確認されたといいます。死亡した男性は40代とされるが氏名などは公表されず、地元住民か観光客かは明らかでないそうですが、当局は現場の水域を一時立ち入り禁止とし、近くの海岸を訪れる人にも海に入らないよう呼び掛けたそうです。ハワイ州で報告されるサメの襲撃は最近まで年間平均4件ほどだったが、昨年は10件に上り、過去最高を記録したそうな。今年はすでに昨年の件数も上回ったといいます。8月にはドイツから観光に訪れていた女性がサメにかまれて死亡したニュースもありました。特にマウイ島での発生が多いことから、州当局は同島周辺でサメの行動を調べる2年間の研究に着手したようです。
美しい海でこんな事故が起きているなんて悲しいですね。しかもハワイは観光客が最も多いリゾート地。
まさに映画の「ジョーズ」そのもの。