浮気に使われる携帯電話

携帯電話は、通話するだけでなく、メール機能やブラウジング。カメラで写真撮影。動画も撮影可能となりました。音楽を楽しんだり、TVの機能も充実。その優れものが、今や一人一台は当たり前の時代になりました。

多機能・高機能にな携帯電話。大変便利な時代となりました。発売当時は、機器類はすべてレンタル式でした。保証金が必要で当時は20万円。高額な器機だったのです。

驚くことに月額の基本料金と通話料金は、一般の人々には想像もできない高額でした。むやみに使用すれば1カ月で何十万もの請求がきます。携帯電話を持てる人々は特別な人物といえました。

携帯電話は無線

元々携帯電話は無線でした。タイタニック号のSOS遭難信号、太平洋戦争の真珠湾攻撃の通信などが代表的無線の始まりです。本格的に携帯電話の始まりは、1979年(昭和54年)の自動車電話からです。

やはり、高額所得者や、会社社長と生活水準の高い人々の間で普及し、車の後部にアンテナが立つ高級車には電話が付けられていました。

今の携帯電話の原型は1987年といわれています。

携帯電話の歴史の始まり

旧・日本電信電話公社による自動車電話サービス事業が始まりです。自動車電話は、電電公社から事業を引き継いだ携帯電話の歴史はNTTが始まりです。

しかし1988年から1989年にかけては、旧・IDOや旧・DDIセルラーも新規参入をしました。ここで始まったのは、当時は、保証金制度であった高額時代に、一般の人々でも気軽に携帯電話を持てるように各社が初期費用や通話料金などの引き下げを検討し、激しい競争が始まったのです。

高額所得者に限られていた自動車電話のユーザーが、取得しやすくなり手軽に広がりを見せはじめました。携帯電話の歴史はより身近なものとなり、多くの人々が持てるようになりました。

それは、1987年代です。当時はアナログ式でした。1993年に周波数使用効率にも優れたTDMA方式の第二世代携帯電話が、NTTドコモにより開始されたのです。

そして、2000年10月以降はすべてデジタル化となりました。保証金でレンタルだった携帯電話は1994年に買い取り制になりました。大幅な初期費用の大幅な値下げが行われ、デジタルホングループ(現ソフトバンクモバイル)と、ツーカーグループの参入。激しい価格の競争が繰り広げられました。

現在のように携帯電話が広く一般に普及するようになったのです。益々発展的な携帯電話の進化でこれからどんどん新しい歴史が塗り替えられることでしょう。

携帯電話の普及で、固定電話の使用が減り、家族が誰とどのような付き合いで交友関係であるのかが見えなくなったことは、ある意味マイナスな面です。

携帯電話の普及により人間関係が緊密になったと言えますが、簡単にコミュニケーションがとれる便利さが、浮気や非行に繋がる可能性もあります。自己管理能力を養いましょう。